主な内容
はしがき(i)
序説 1
第一章 ヨーロッパと太平洋の出会い 6
一 絶対主義時代のスペイン国王カルロス一世 6
(一)スペイン王国の成立(6)
(二)カルロス一世(8)
二 ポルトガル人マゼランと太平洋 11
三 覇権国家スペインとミクロネシア 16
(一)フェリペ二世(16)
(二)大圏航路の確立(18)
(三)カトリック圏の拡大(19)
第二章 アメリカ太平洋戦略の起源 24
一 ドイツと太平洋 24
二 セオドア・ルーズベルトと米西戦争 27
(一)セオドア・ルーズベルトとヘンリー・キャボット・ロッジ(27)
(二)米西戦争(30)
三 オレンジ計画 33
(一)日露戦争(33)
(二)カラープラン(34)
第三章 日本と南洋群島の委任統治 38
一 第一次世界大戦と海軍の「南進論」 38
(一)永久占領論の抬頭(38)
(二)パリ講和会議(45)
二 日本の委託統治 48
(一)対南洋方策研究委員会(48)
(二)海軍政策及制度研究調査委員会(54)
三 南洋興発(株) 56
(一)南洋興発と東洋拓殖(56)
(二)松江春次(60)
第四章 アメリカ「戦略地区概念」と「動物園理論」 68
一 トルーマン政権と「戦略地区」 68
(一)ルーズベルト大統領の太平洋政策(68)
(二)サンフランシスコ会議(75)
(三)ミクロネシア信託統治協定(79)
(四)プリンストニアン―ケナン、フォレスタル、そしてダレス―(94)
二 アイゼンハワー政権とアメリカ初の核戦略 98
三 ケネディ政権と動物園理論(101)
(一)柔軟反応戦略(101)
(二)国家安全行動覚書145号(104)
四 ジョンソン政権とケネディの影 110
(一)被害極限戦略(110)
(二)ミクロネシア議会(114)
(三)1967年(116)
資料1「第12章 国際信託統治制度」の原文 120
資料2「旧日本委任統治諸島との信託統治協定」の原文(全文) 127
資料3「太平洋諸島信託統治領への合衆国政府調査団報告書」(1963年7月~8月) 132
第五章 ミクロネシアの独り立ちと「自由連合協定」 136
一 ニクソンと「グアム・ドクトリン」 136
(一)「グアム・ドクトリン」とミクロネシア(136)
(二)アメリカ・ミクロネシア政治地位交渉(142)
(三)アメリカ・マリアナ地区政体交渉会談(150)
(四)アメリカ自治領北マリアナ諸島連邦の誕生(161)
二 カーターの人権外交とミクロネシア問題 170
(一)人権外交とミクロネシア政策(170)
(二)「自由連合協定」原則の合意(175)
三 レーガンと「自由連合協定」 182
(一)強いアメリカ(182)
(二)アメリカの安全保障と「自由連合協定」(190)
(三)アメリカの思惑とミクロネシア(193)
資料1「アメリカ合衆国との政治的連合のための北マリアナ諸島連邦創設盟約」(原文) 208
資料2「自由連合協定」(原文) 218
アメリカ-北マリアナ諸島連邦関係盟約締結後の4半世紀―むすびにかえて― 227
一 アメリカが北マリアナ諸島連邦に与えた特権 227
二 ブッシュと2001年9.11テロ 233
三 バラク・オバマの8年間とミクロネシア 237
資料1「北マリアナ諸島連邦創設の盟約」(原文) 242
資料2「マリアナ海溝海洋国家記念物、太平洋遠隔島嶼海洋国家記念物及びローズ礁海洋国家記念物の指定に際しての大統領声明」(原文) 250