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セクハラのグレーゾーン 裁判例・指針にみる境界事例と会社対応

定価: 2,750円(2,500円+税)
著者名:山浦美紀 出版社:新日本法規出版

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ISBN 978-4-7882-9464-6
発行日 2025年01月15日
判型 A5
頁数 210

主な内容

第1章 はじめに

 1 セクハラとは(法令・指針・裁判例にみる定義)
 2 セクハラ加害者個人の責任(刑法改正も踏まえて)
 3 社員がセクハラをした場合に雇用主が負うリスクと責任
 4 セクハラ案件の特徴(調査及び事実認定の困難性)
 5 セクハラと労災

第2章 セクハラ該当性のグレーゾーン

第1 性別に関するグレーゾーン
Case1 女性社員が同僚の女性社員に対して「もっとちゃんとメイクしなさいよ」等の発言をした
Case2 女性社員が宴会中に自分の腕を男性社員の首に絡ませたり、口を耳元に密着させたり、手を握ったりした
Case3 男性上司が男性部下の交際相手の有無をうわさして回ったり、面白がってボディタッチをした
Case4 「女の子はお茶くみ」「女性は職場の華」「女性は家にいたほうがいい」「男は仕事が大事」といった発言をした

第2 言動に関するグレーゾーン
 1 雑談・冗談
Case5 特定の女性社員だけを「ちゃん」付けで呼称したり、指導の対応を変えたりした
Case6 「太った」「痩せた」という体型に関する発言をした
Case7 「不倫している」とか「交際相手(彼氏・彼女)がいない」といったうわさを流した
Case8 職場をなごませるために、子供じみた下ネタやダジャレを言った
Case9 年輩の社員に対し、親しみを込めて、「ばばあ」「じじい」「おばさん」「おっさん(おじさん)」「おやじ」「はげ」などと年齢を揶揄するような呼び方をした
Case10 自らの男女交際の遍歴や夫婦関係のこと、不貞相手との関係や体験談を話した
Case11 女性(男性)社員に対し、「男性(女性)社員の中で誰が好みのタイプか」と問いただし、異性の社員の品定めを強いた
Case12 部下にわざと卑猥に聞こえるような発言をさせるように仕向けて面白がった
Case13 女性上司が女性部下に対し「そんなにイライラして、生理中?」「更年期は嫌だね」などと口に出して指摘した
Case14 採用担当が就活中の学生をデートに誘ったり、交際相手の有無を尋ねた
 2 業務上の発言等
Case15 露出が多い服装をしている女性社員について、男性社員から苦情が寄せられたため、その服装を注意した
Case16 セクハラ研修後に、研修の内容を茶化すような不真面目な言動をした
Case17 上司が、異性の社員と二人きりの個室で、注意や指導を行った
Case18 採用面接で役員が応募者に、結婚の予定や子供が生まれた場合の就業継続の意思を尋ねた
 3 相手方のプライベートへの介入
Case19 上司が部下に合コンやお見合いを強引に勧めた
Case20 子供の話ばかりしたり、早く結婚して子供を持つことを執拗に勧めた
Case21 交際相手の有無や交際相手との関係、夫婦関係といった異性との関係について詮索した
Case22 リモートワーク中に、男性社員が女性社員の部屋や服装に言及した
 4 娯楽等
Case23 休み時間に周囲の目に入るところで、パソコンやタブレットやスマホでアダルトサイトの卑猥な動画を見た
Case24 嫌がる同性の部下を、異性が接客してくれる飲食店(キャバクラ等)に連れて行った

第3 身体的接触に関するグレーゾーン
Case25 挨拶ついでや喜びの表現として異性の社員に「ハグ」をした
Case26 手相を見せてと言い、差し出した手のひらを手相にそって指でなぞった
Case27 身体の自慢をするために、男性上司が、部下の女性社員に、足や腕といった身体の部位を触らせた
Case28 職場内の狭い通路をわざわざ通って、異性の社員の身体に触れた
Case29 体調の悪い異性の部下の介抱のために、おでこを触って熱があるかを確かめたり、おなかをさすったり、肩を抱いたりした
Case30 負傷したことから、異性の社員に介助を求め、介助してもらっている際に、異性の社員の身体を触る
Case31 異性の社員の衣服についた髪の毛やゴミを指でつまんでとった
Case32 異性の社員に対して話しかけるときに接近したり、耳元でささやいたりした
Case33 異性の部下を褒める際に、頭をなでたり、ポンポンと触ったりした

第4 恋愛感情・交際関係に関するグレーゾーン
Case34 好意を抱いた社員に対し、昼夜問わず、頻繁に「おはよう」、「今何してるの」等のメッセージを送った
Case35 気に入った異性の社員の連絡先や住まい等の個人情報を執拗に尋ねた
Case36 上司が、面と向かって嫌とは言わなかった部下と性的な関係を持ったが、部下は性的な行為中嫌がりもせず、翌日以降も笑顔で挨拶してきたり、いつもどおり接してきた
Case37 上司が部下に経済的援助をしたことの見返りに性的な関係(いわゆる援助交際の関係)が継続された
Case38 セクハラの被害申告があったが、被害女性は、男性上司と外でデートしたり、プレゼントをしたり、積極的に「会いたい」とのメールを送っていた
Case39 ラブホテルに一緒に入り、明確な拒否がなかったことから性的関係を持った
Case40 業務命令がないのに、気になる女性社員の仕事を任意に手伝ったり、アドバイスしたり、様子を見に行った
Case41 休憩時間や帰宅時間などの業務時間外に、気になる異性の社員と過ごすため、その社員の仕事が終わるのを待った
Case42 男性上司と女性部下が交際関係にあったが、女性部下から別れ話を切り出されたため、交際関係を継続するように仕向けた

第3章 会社対応に関するグレーゾーン

Case43 取引先からセクハラ被害の調査をしたいとの申入れを受けたが、面倒なことに巻き込まれたくないため、取引を打ち切った
Case44 主要な取引先の社員から自社の社員がセクハラを受けたが、事を荒立てずに済ませたい
Case45 自社で受け入れている派遣社員がセクハラの被害者あるいは加害者になったら、派遣会社に全ての対応を任せたい
Case46 出向社員がセクハラの加害者あるいは被害者になったら、出向先に全ての対応を任せたい
Case47 上司が部下の性的な事柄をネタにしてうわさ話を流したことで、部下から抗議されたため、部下を遠方に転勤させた
Case48 トランスジェンダーの男性社員を営業職から外し、社内業務のみの事務職に配置転換した
Case49 ハラスメント規定策定前のセクハラ行為が発覚したため、現行のハラスメント規定に基づいて懲戒処分を課した
Case50 「お局さん」とか「夜の仕事しないの?」といった言葉だけのセクハラで重い懲戒処分を課した
Case51 セクハラ調査の際、加害者へヒアリングをしたことをもって、その後の懲戒処分の際に「弁明の機会」を済ませたことにした
Case52 ハラスメント窓口担当者が、被害者に対し、「誘われる方にもスキがあったのではないか」等と発言した

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