主な内容
目次
第1章 介護職等へのハラスメントの実態と国の対応
第1節 民間ハラスメント調査が示した介護現場の実態2
第2節 厚生労働省、自治体の対応24
第2章 なぜハラスメント対策が必要か
第1節 これまでの介護現場でのハラスメントの捉え方32
第2節 ハラスメントを取り巻く社会的状況の変化42
第3節 ハラスメント対策が必要な理由49
第3章 ハラスメントとは何か
第1節 法律における「ハラスメント」56
第2節 本書における「ハラスメント」の考え方64
第3節 介護現場のハラスメント対応の難しさ66
第4章 ハラスメントはなぜ起こるのか
第1節 高齢者・要援護者の心理70
column スピリチュアルペインとは72
column 「怒り」との付き合い方82
第2節 介護家族の心理89
column 共依存とは93
第3節 個々人の特性への理解と配慮96
第4節 その他のハラスメント発生原因102
column 高齢者のセクシュアリティ106
column 個人情報保護の問題について109
第5章 「芽」で摘むハラスメントの事前対策
第1節 事業所の組織としての事前対策112
column 職員同士も利用者とも地域住民とも、恵み、助け合う社会福祉法人こうほうえんの「互恵互助」114
column 管理者をチームで支える(株)ウメザワの管理者連携会議119
column 本社セクションの積極関与によるSOMPOケア(株)のハラスメント対応125
第2節 管理者の役割132
column 通信手当・研修手当で相談しやすい環境 訪問介護事業所・ステップ介護135
column 誰が「これ以上は対応できない」と線を引くか138
第3節 要援護者・家族への説明141
第4節 職員への研修145
column それって「認知症だから」なんですか?148
column 「24シート」活用で要援護者をアセスメントユニット式特別養護老人ホームA152
第5節 他事業所・関連機関との連携161
第6章 ハラスメントの事後対応・再発防止策
第1節 ハラスメント直後の対応168
第2節 ハラスメントの事実確認172
column 録音・録画の問題について174
第3節 対応を協議178
第4節 ハラスメント行為者への対応184
第7章 ハラスメント対応の課題
第1節 職員による許容範囲の違い190
第2節 行為者と職員の言い分が違うとき194
第3節 解決できないと考えがちな問題199
第4節 職員への二次被害の問題203
第8章 ハラスメントの実例とその対応
第1節 CASE1:特別養護老人ホームでの暴言、セクハラ208
第2節 CASE2:有料老人ホームでの暴力による退居213
第3節 CASE3:老人福祉センター職員への地域住民からの嫌がらせ218
第4節 CASE4:高齢者住宅でのアルコール依存症男性のセクハラ222
第5節 CASE5:強いこだわりとガン末期のつらさからの長時間の訴え226
第6節 CASE6:自治体主導のハラスメント防止対策―兵庫県・兵庫県看護協会、埼玉県231
第9章 契約書等の記載事項
第1節 訪問介護の契約書242
第2節 住宅型有料老人ホームの契約書245
第3節 居宅介護支援事業所の契約書249
終 章 ハラスメント問題が起きにくい職場とは
Point1 職員の小さなつまずきにすぐ気づける256
Point2 すぐ相談できる信頼関係がある256
Point3 職員同士が助け合える257
Point4 事業所として職員を守る姿勢が明確である258