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保育も子育ても新しく! 21世紀の証拠に基づく「子ども育て」の本

定価: 2,750円(2,500円+税)
著者名:掛札逸美・酒井初惠・木早智子 出版社:ぎょうせい

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ISBN 978-4-324-11478-0
発行日 2025年01月09日
判型 B5
頁数 228

主な内容

目次

■見てわかる!生後数年間が体と脳を育てる鍵 ……[巻頭4色刷り(カラー写真とカラーイラスト多数)]
○体の成長発達
・誕生から約2~3か月の間
 【コラム】誕生すぐから「タミー・タイム」
・生後約2~6か月の間
 【コラム】この時期にしてはいけないこと
・誕生~生後6か月頃(座り始める時期)のかかわり方や玩具
 【コラム】子どもの視界をさえぎらないで
・生後7~10か月頃
・生後8~12か月頃
 【コラム】「立ちあがる」「歩く」を急がせないで
・生後12~18か月頃
・生後7か月頃~歩き始めのかかわり方や玩具
 【コラム】環境
 【コラム】ここまでの時期、子どもとかかわりながらおとなが観察する視点
○手と指の発達
・誕生後~生後12か月頃
 【コラム】安全に育つことができる環境の基本
○体から指先まで育てる
・誕生後~生後12か月頃
・1歳~3歳になるぐらいまで
○体の発達と日々の活動
・2歳後半以降
・子どもが進めて、おとなが支える活動
○口腔機能の発達
・授乳期~離乳食期
・歯ぐき食べ期+手づかみ期から手つまみ期へ
・スプーンやフォークを使って食べる時期
・食器の工夫、実践の例
○あなたの笑顔と言葉が最高の成育環境
○認知、非認知(社会)スキルを育てるやりとり
○口腔機能の発達に関連して食べ物の話3題
 【コラム】排泄を「汚い」「恥ずかしい」と言わないで
○さまざまな活動が育つことに関連して遊びの話3題
○成長発達には大量のエネルギーが要る:睡眠の重要性

■家庭でも園でも活かせる保育施設の実践
(小倉北ふれあい保育所)
○ランドセルに入った給食袋:0歳から始まる縫いさし
○体が育つと、「描く」も育つ:閉じた丸を描くまで
○稲刈りから精米、そしてご飯へ。すべて人力!
○2018年から続く、宇宙の探索と遊び
○子どもたちが、私たちの保育を変えてくれた

(花園第二こども園)
○「やりたい」「できる」を判断できる子どもを育てたい
○4歳児うどんプロジェクト(2023年度)
○「指示する」保育から「支持する」保育へ

■証拠の縦糸:生まれた瞬間から始まる子ども育て
○遺伝子は設計図だが、「運命」ではない:気質を例に
○おとなの目に見える「できる」ではなく、基礎が「できていく」
 【コラム】おとなの体も「見えない部分」が重要
○外界とのかかわりから生まれる「自我」:主体とは何か
○「どう応え、どう話すか」は世界共通:赤ちゃん言葉の効用
○発信しても応えがなかったら?:おとなの応答の大切さ
○応答を理解し、言葉も手に入れる:赤ちゃんが泣く理由
○アタッチメントは備わっているもの? 学習するもの?
○赤ちゃんは心を持った一人の人格:マインド・マインデッドネス
 【コラム】「安全基地でいてくれたかどうか」も鍵
○成長発達の要素は、すべてがつながっている
○自分と他人をつなぐ最初の鍵、学びの第一歩:見つめあいと共同注意
 【コラム】「目を見る」のは、胎児期から?
 【コラム】スマートフォンが共同注意を阻んでいる
○電気仕掛けの玩具や動画は脳を育てる?:やりとりと脳発達
○「思いやり」や「良かれ」は他者理解の障壁:「心の理論」の発達
○「イヤ!」「貸してあげない!」は自己主張の練習:自我の確立と言葉
○「貸して」「いいよ」や「思いやり」は、世界に通用しない
○「私を真似て!」と赤ちゃんは言っている:模倣の始まり
 【コラム】「いつも同じ」が持つ強い力
○お手伝いが模倣による学習、人とのつながり、人生の習慣を育てる
 【コラム】「一緒にする」が「助け」のきっかけ、学習に
○「ごっこ」と「本物」、どっちがいい?
○目に見えて「できる」まで、「できない」わけではない
○「今はこれ。別のものは無視し続けよう!」:共同注意から選択的注意へ
○環境の視覚刺激が注意スキルの育ちを妨げる:未就学児施設の壁面
○「自分で選んで取り組む」対 ごほうび:動機のスキル
 【コラム】数十人の子どもが参加した実験で、意味がある?
○やりとりが赤ちゃんの脳を育てる:「3000万語」とソーシャル・アンサンブル
○とりあえずつなごう。作業はそれからだ:脳神経回路の驚異
○「保護者の経済力がすべて」は嘘:米国の介入プログラムと学業到達度の関係
 【コラム】「統計学的な有意差」とは?
○保護者、まわりのおとなも子どもと一緒に育つ:実行機能の発達

■証拠の横糸:子どもを育てるおとなたちを支える
○育てるから「親」に育つ:妊娠、出産と女性の脳、男性の脳
○「虐待の連鎖」が見えなくしているもの
○「産んだからかわいい」ではない:Nobody’s Perfect(髙木)
○「この子のため」が生む優しい虐待(髙木)
○子どもの脳は嘘をつく。おとなの記憶もつくられる:記憶よりも記録
○「記憶」は美化されるけれど、「記録」は美化されない(髙木)
○写真や動画の記憶は残らない:記録よりも記憶
○子どもの時間はゆっくり流れる:時間認知と感情認知
○創造力の芽を育てる臨界期は乳幼児期
○ぼんやりな脳、退屈した脳が新しいものを生む:デジタル機器と脳
○「父親の育児参加」?? 「夫婦共育児」をお勧め(髙木)
○「うちの子、こんな感じなんだね!」:一日保育士体験(髙木)
○未就学児施設で長時間を過ごす影響は?:日本独自の研究が必要
○「保育の質」から「子育て、保育に使える証拠」へ
○未就学児施設で「してはいけないこと」は?

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