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サイバネティック・アバターの法律問題 Vtuber時代の安心・安全な仮想空間にむけて

定価: 3,300円(3,000円+税)
著者名:松尾剛行 出版社:弘文堂

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ISBN 978-4-335-36014-5
発行日 2024年12月30日
判型 A5
頁数 252

主な内容

第1編 総論
第1章 〈CAと法〉概観・その1─人格権を中心に─
第2章 〈CAと法〉概観・その2─知的財産権を中心に─
第2編 人格権
第3章 CA裁判例の総合的検討─名誉毀損・名誉感情侵害を中心に─
第4章 CAと個人情報─ケースに基づく分析─
第5章 CAとプライバシー─三段階の展開・転回を踏まえて─
第6章 CAと肖像権─利用パターンごとの分析─
第7章 CAとパブリシティ権─場合分けによる整理─
第8章 CAとなりすまし─氏名権、アイデンティティ権等─
第3編 知的財産権
第9章 CAと著作権─著作権による保護と侵害の回避─
第10章 CAと意匠権、商標権、不競法等
第4編 その他の問題─民事・刑事・行政・プラットフォーム
第11章 民事・刑事上の問題
第12章 行政規制・プラットフォーム
第5編 応用問題
第13章 CAと消費者法
第14章 AIとCA─AITuberを中心に─
第15章 CAと労働法
終章 アバター法(CA法)の成立可能性と残課題
【事項索引/判例索引】

【詳細目次】
第1編 総論

第1章 〈CAと法〉概観・その1──人格権を中心に──
1.はじめに
2.総論的問題
3.人格権

第2章 〈CAと法〉概観・その2──知的財産権を中心に──
1.個人情報保護
2.知的財産
3.プラットフォーム
4.その他の公法
5.契約・訴訟その他の民事法
6.刑事法
7.まとめ

第2編 人格権

第3章 CA裁判例の総合的検討──名誉毀損・名誉感情侵害を中心に──
1.はじめに
2.名誉毀損・名誉感情侵害
3.その他
4.小括

第4章 CAと個人情報──ケースに基づく分析──
1.はじめに
2.事例検討
3.X1における個人情報の取り扱い
4.X2がCAを利用してX1同様の国内販売を行うものの場合
5.X2で国際販売も行う場合
6.改正のゆくえ

第5章 CAとプライバシー──三段階の展開・転回を踏まえて──
1.CAとプライバシー
2.私生活秘匿権
3.自己情報コントロール権
4.構造論
5.CA活動の自由を守るために

第6章 CAと肖像権──利用パターンごとの分析──
1.はじめに
2.肖像権の一般論
3.CAに自己の顔写真等を利用する場合
4.CAに自己の肖像をイラスト(I2I生成を含む)化したものを利用する場合
5.CAに他人の顔写真または肖像をイラスト化したものを利用する場合
6.CAに架空の人の肖像(写真またはイラスト)を利用する場合
7.CAに人間以外の肖像を利用する場合
8.CAの容ぼう以外の部分(身体等の姿態)が問題となる場合

第7章 CAとパブリシティ権──場合分けによる整理──
1.はじめに
2.パブリシティ権の一般論の概観
3.CAの文脈におけるパブリシティ権と肖像権の相違
4.CAの肖像に係るパブリシティ権
5.CAの氏名に係るパブリシティ権 
6.肖像といえない場合
7.CAに関するパブリシティ法をめぐる議論を深化させるために

第8章 CAとなりすまし──氏名権、アイデンティティ権等──
1.CAのなりすましという重要問題
2.なりすましの類型
3.名誉権・名誉感情侵害の観点に基づく対応
4.プライバシーの観点に基づく対応
5.肖像権の観点に基づく対応
6.パブリシティ権の観点に基づく観点
7.氏名権の観点に基づく対応
8.アイデンティティ権の観点に基づく対応
9.CAのなりすまし問題の解決のために 

第3編 知的財産権

第9章 CAと著作権──著作権による保護と侵害の回避──
1.はじめに
2.アバター(そのもの)と著作権
3.アバターの活動と著作権による保護
4.アバターの活動と著作隣接権による保護
5.(アバターそのもの以外に関する)著作権を侵害せずにアバターの活動を行うために

第10章 CAと意匠権、商標権、不競法等
1.はじめに
2.意匠権
3.商標権
4.不競法
5.特許・実用新案その他

第4編 その他の問題──民事・刑事・行政・プラットフォーム

第11章 民事・刑事上の問題
1.はじめに
2.権利能力・行為能力・代理人等
3.契約・取引
4.不法行為
5.民事その他
6.刑事

第12章 行政規制・プラットフォーム
第1節 行政規制
1.金融規制
2.ヘルスケア
3.景表法
4.電気通信事業法
5.その他
第2節 プラットフォーム
1.プラットフォームの果たす役割
2.トラブル対応の必要性
3.プラットフォームによるサービス改変・終了
4.プラットフォームによるアカウント凍結
5.プラットフォームの責任

第5編 応用問題

第13章 CAと消費者法
第1節 消費者法が問題となる典型的な場面
1.はじめに
2.CAの利用に関する契約
3.プラットフォームとの契約
4.CAを利用したオンラインショッピング等
第2節 消費者契約法
1.勧誘規制
2.不当条項規制
第3節 特商法
1.VRにおける最終確認画面
2.訪問販売該当性
第4節 景表法・広告規制
1.表示規制
2.CAと広告
第5節 その他
1.製造物責任法
2.消費者DPF法
3.スマホ法
4.消費者裁判手続特例法を含む消費者団体による訴訟

第14章 AIとCA──AITuberを中心に──
1.はじめに
2.アバターにおけるAIの利用
3.画像生成AIとアバター
4.AITuberその他のAIによるアバターの言動の制御
5.AIアバターによる人間の再現?

第15章 CAと労働法
1.はじめに
2.採用
3.監視
4.業務におけるアバターの利用
5.労働時間
6.国際的テレワーク
7.ハラスメント
8.健康管理・労災防止
9.働き方の多様化と労働者性、非労働者の保護
10.懲戒・解雇
11.自主ガイドライン
12.おわりに

終章──アバター法(CA法)の成立可能性と残課題
1.はじめに
2.アバター法は「馬の法」か
3.残課題
【事項索引/判例索引】

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