主な内容
目次
第Ⅰ部 イノベーション創出のための仕組み・考え方
第1章 イノベーション研究の動向と目指す方向
――研究・イノベーション学会のアプローチと地域産学連携スタイル――
1 研究・イノベーション学会とイノベーション
2 イノベーション研究の動向
3 イノベーション創出のための政策
4 中小企業におけるイノベーション創出の重要性と制約
5 地域産学官連携スタイルとしての堀切川モデル
おわりに
第2章 社会情報学における方法論的イノベーション
――ポスト・ヒューマニティ課題解決のためのイノベーション――
1 社会情報学会とイノベーション
2 超情報社会としての現代とその諸課題
3 日常としてのサイバー・フィジカル空間(間メディア)
4 オンラインコミュニケーションの諸問題とその分析
――人間の非合理性と「正しさ」の根拠――
5 機械身体と拡張身体
6 「人新世」という時代
おわりに
――いま求められるイノベーションとは――
第3章 ロボット学とイノベーション
――学問と技術チャレンジが導く社会への技術の浸透――
1 日本ロボット学会とイノベーション
2 位置推定技術と技術チャレンジ
3 国内における MCL 以後の状況
――勢いと停滞と希望――
おわりに
第Ⅱ部 イノベーションの商品化・社会実装
第4章 感性工学におけるイノベーション
――意味のイノベーションに向けた一次的意味と二次的意味のインタラクション――
1 日本感性工学会とイノベーション
2 研究の背景と目的および先行研究レビュー
3 分析枠組みと調査対象
4 製品の意味を革新した企業の成功事例
5 意味のイノベーションの成立要件
おわりに
第5章 商品開発・管理におけるイノベーション
――京都「信三郎帆布」に見る“こだわりのものづくり”の経験価値創造と商品イノベーション――
1 商品開発・管理学会とイノベーション
2 本研究に関わる先行研究
3 一澤信三郎帆布の概要
4 信三郎帆布の伝統的マーケティング分析
5 信三郎帆布にみる商品開発
6 信三郎帆布における経験価値
7 信三郎帆布における経験価値とイノベーション
おわりに
第6章 信頼性工学を活用した自動車製品のイノベーション
――自動車におけるイノベーティブな技術と製品化のための信頼性工学の進化と活用――
1 イノベーションと日本信頼性学会
2 自動車のイノベーションと社会的受容性
3 自動車の進化と安全論証の進化
4 自動運転レベル4に向けた安全論証の取り組み
おわりに
第Ⅲ部 イノベーションを支える要素技術・基盤技術
第7章 スケジューリング分野におけるイノベーション
――通勤カープールの実現に向けたイノベーション――
1 スケジューリング学会とイノベーション
2 通勤カープールとその実態
3 通勤カープールの実証実験
4 通勤カープールの課題解決に向けたスケジューリング
おわりに
第8章 システム制御情報学におけるイノベーション
――循環型生産システムの生産性イノベーションへのチャレンジ――
1 システム制御情報学会とイノベーション
2 循環型生産システムのモノの流れと変化のプロセス
3 機械学習・スマートデバイスの活用可能性
4 機械学習によるリバース型倉庫を対象とした生産管理の研究事例
――決定木とランダムフォレストを用いたリバース型倉庫の分析――
5 機械学習による検査作業を対象とした作業支援の研究事例
――ディープラーニングを用いたスマート検査システム――
6 スマートデバイスを活用した組立作業者への部品供給支援
――自走トレイを用いた組立作業の作業支援――
おわりに
第9章 シミュレーション&ゲーミングにおけるイノベーション
――持続可能な未来の共創に向けて――
1 日本シミュレーション&ゲーミング学会とイノベーション
2 イノベーション,持続可能性,シミュレーション & ゲーミングの接点
3 シミュレーション & ゲーミングの学理
4 シミュレーション & ゲーミングのロジック
5 シミュレーション & ゲーミングの学習効果
おわりに