主な内容
目次
まえがき~「地球科学」は学ぶと楽しい!~
第1章 地球大気の組成と成り立ち ~ 特別な環境を持つ星「地球」~
1.太陽系の中の地球
1) 惑星の定義
2) 太陽系の惑星を比較してみよう!
3) 太陽系の惑星の特徴
4) 地球が位置する「ハビタブルゾーン」とは?
2.地球の大気組成と大気の成り立ち
1) 他の惑星とは全く違う特徴を持つ地球大気
2) 出来たばかりの地球大気に酸素はなかった!?
第2章 大気の鉛直構造と大気の運動 ~ なぜ風は吹くのか?~
1.大気とは?
2.気圧とは?
1) 私たちは日々1,000 hPaの力で大気に押されている!?
2) 高い山でポテチの袋が膨らむのはなぜ?
3) 大気の4つの層とは?~地球大気は4層のケーキ!~
4) 大気の層の境目を目で見よう!
3.風はなぜ吹くのか?
1) 風が吹く仕組み~東京ドームから出る際に強風が吹く理由~
2) 等圧線の間隔が狭いところは風が強い!
3) 地上と上空の風に働く力
4) 風向とは?
5) 上昇気流と下降気流
第3章 地球のエネルギー収支 ~ 大気がなければ地球の気温は -18℃?~
1.地球は太陽からエネルギーをもらっている
1) 実は地球もエネルギーを出している
2) 地球を暖かく保ってくれる「温室効果」とは?
3) 気温は高さによって違います!
2.なぜ同じ地球で気候が違うのか?
1) 気候とは?
2) 気候は何で決まる?
3) 緯度が違うと受け取る日射量が違う!
3.季節はなぜあるのか?
1) 日本以外にも四季はある
2) 地球と太陽が一番近づくのはまさかの夏!?
第4章 降水過程 ~ 雨はどうやって降るのか?~
1.雨が降る仕組み
1) 雨が降る3つの過程
2) 水蒸気って何?
3) 人が雲に乗れない理由
4) 雲からどうやって雨が降るのか?
2.意外と知らない「雨」と「雪」の豆知識
1) 雨か雪かは何で決まる?
2) 雪の結晶の形
3.積乱雲はどうやってできる?
1) 大気の状態が不安定とは?
2) 夏に発生する夕立のメカニズム
3) 雹(ひょう)はどうやってできる?
第5章 大規模な大気の運動 ~ 地球をめぐる大気の流れと高気圧・低気圧 ~
1.大気大循環
1) 地球の熱は大気大循環により南北方向に運ばれている!
2) 赤道から緯度30度まで熱を運ぶ「ハドレー循環」
3) 海がなければハワイは砂漠!?
4) 極の冷たい空気を運ぶ「極循環」
2.温帯低気圧とはいったい何者なのか?
1) 温帯低気圧が果たす役割
2) 温帯低気圧の特徴
3) 飛行時間が行きと帰りで違う理由は「ジェット気流」
4) 天気の変化で体調が悪くなる「気象病」とは?
3.前線とは?
1) 前線には種類がある
2) 空気の押す力で決まる前線の種類
4.高気圧
1) 高気圧とは?
2) 高気圧にも種類がある
第6章 中小規模の気象現象 ~ 台風・集中豪雨・竜巻 ~
1.中小規模の気象現象とは?
2.台風と温帯低気圧を比較してみよう!
1) 台風と温帯低気圧は発生場所と経路が違う
2) 台風・ハリケーン・サイクロンの違い
3) 台風と温帯低気圧の構造の違い
4) 台風の右側は風が強い!
3.集中豪雨はなぜ起こる?
1) 梅雨期の集中豪雨を引き起こす暖湿気流
2) 線状降水帯とは?
4.発達した積乱雲に伴う現象
1) 雷はなぜギザギザ?
2) 竜巻とダウンバースト
第7章 日本の気候と卓越する気圧配置 ~ 冬の日本海側はなぜ雪が多いのか?~
1.冬季の日本に見られる天候
1) 天気予報で良く聞く「西高東低の気圧配置」とは?
2) 西高東低の気圧配置で日本海側に雪が降るメカニズム
3) 豪雪地帯で夏よりも冬に雷が多い理由
4) なぜ冬の太平洋側では空気が乾燥するのか?
5) 関東地方に大雪をもたらす南岸低気圧
2.夏季に日本で見られる天候
1) 梅雨前線は空気のケンカ!
2) 夏の暑さをもたらす太平洋高気圧
3.春季と秋季に日本で見られる天候
1) 春と秋の天気はなぜ周期的に変わるのか?
2) 春は広範囲に暴風をもたらす「春の嵐」に注意!
3) 秋の台風は暴風に注意!
第8章 気候変動とは? ~ 今の気候は地球にとって「標準の気候」ではない?~
1.過去の地球の気候
1) 氷河時代とは?
2) 氷河・氷床とは?
3) 過去の地球環境がわかる「氷床コア」
4) 北極と南極の氷の違い
5) 恐竜が生きていた時代はとても暖かかった
6) 地球がまるで雪玉に!全球凍結とは?
2.氷期-間氷期サイクルとは?
1) 氷期と間氷期は交互に繰り返されている!
2) 最終氷期の地球の気候
第9章 近年の気候変動 ~ 地球温暖化について正しく知ろう!~
1.地球温暖化はなぜ起こる?
1) 2013年は観測史上一番気温が高かった!
2) 私たちが普通に生活をすると温室効果ガスが増える!?
2.大気中の二酸化炭素は過去と比べてどれくらい増えているのか?
1) 過去80万年における大気中の二酸化炭素濃度の変化
2) 経済活動の停滞が大気中の二酸化炭素濃度増加に与える影響
3.地球温暖化は何が問題なのか?
1) 地球温暖化は過去の気候と比べて何が異常なのか?
2) 21世紀末の地球の気温はどうなる?
第10章 地球温暖化の影響 ~ 海面上昇や大雨の増加 ~
1.気温上昇で地球上の氷がとける!
1) 氷河・氷床の減少
2) 海氷の減少~ホッキョクグマが街を襲う!~
2.海面水位の上昇
1) 海面水位の上昇を引き起こす原因とは?
2) 海面水位が上昇したら何が起こるのか?
3.地球温暖化に伴う日本の気温・降水量の変化
1) 大雨は増えている
2) 夏の暑い日が増加!
3) 地球温暖化なのに寒い冬がやってくる!?
第11章 地球温暖化に対する国際的な取り組み ~ 身近にできる地球温暖化対策も学ぼう!~
1.地球温暖化を緩和するには?
1) 地球温暖化に対する国際的な取り組み
2) 「京都議定書」と「パリ協定」とは?
2.私たちの努力で未来の地球は変わる!
1) 産業革命前からの気温上昇が1.5℃と2℃では全く違う未来に
2) パリ協定後の地球温暖化対策は進んだのか?
3.身近にできる地球温暖化対策
1) 再生可能エネルギーとは?
2) 寝ててもできる!地球温暖化対策
第12章 エルニーニョ現象と世界の天候 ~ ペルーでアンチョビが獲れなくなると日本は冷夏?~
1.エルニーニョ現象はどんな現象?
1)エルニーニョ現象はどこで発生するのか?
2)熱帯太平洋では暖かい表面の海水が西に追いやられている
3)海面水温が違うと全く違う気候に!
4)「エルニーニョ」の語源
2.エルニーニョ現象が大気に及ぼす影響
1)エルニーニョ・ラニーニャ現象時の熱帯太平洋の大気と海洋の特徴
2)エルニーニョ現象が発生すると砂漠にお花畑が!?
3)エルニーニョ・ラニーニャ現象の日本と世界の天候への影響
第13章 ヒートアイランド現象 ~ なぜ東京の夏は暑いのか?~
1.ヒートアイランド現象とは?
2.ヒートアイランド現象の4つの要因
1) 地面を覆うアスファルトが都市を暖める
2) 暑くてエアコンを強めると都市はさらに暑くなる!?
3) 都市には緑が少ない!
3.ヒートアイランド現象の影響
1) 寝苦しい熱帯夜の増加
2) 都市における集中豪雨の増加
4.ヒートアイランド現象を緩和するには?
1) クールアイランドとは?
2) 緑のカーテンと屋上緑化
3) 海風が都市を冷やす!
文献リスト
あとがき